大変お世話になっております。
この度、約1年ぶりとなる震災チャリティーライブを開催する運びとなりました。
改めて開催にあたって、ご賛同いただき、お力をお貸しいただく全ての皆様に感謝致します。
昨年、あの未曾有の震災が起きたのが3月11日。
震災直後、その後の生活に支障が出るほどの被害はなかったと言われる北海道、札幌。
しかし、あのときの日本全体を包んだ重たい空気やリアルタイムに入ってくる情報の渦の中で、以前と変わらない生活をすることは非常に難しく、今までに経験した事のない悲しみや恐怖を僕は感じていました。
震災4~5日後、未だかつてない自粛ムードに包まれたなかで、まだ誰もチャリティーなどといった言葉を口にする人がいない時期に開催を決めたのは、今考えると勇気のいる決断だったなと思うのですが、あのときは思い立ったというよりは、気づいたら口走っていたというのが本当のところでした。
もちろん、開催にあたっては賛否両論ありました。
時期尚早だと。
いま必要なのは音楽ではない。
いろんな意見がありました。
でも、僕は普通に生活すること、まして仕事などに集中できる精神状態ではとてもありませんでした。
いま思うと、きっと自分の気持ちを浮上させるきっかけも欲しかったのかもしれません。
開催を呼びかけたところ、震災後10日も満たない時期にも関わらず、たくさんの方に賛同いただき、30組のミュージシャン、グッズ販売に協力いただいた手作り作家さん、その他たくさんのボランティアスタッフに支えていただき、2日間のイベントは大成功。
200名のご来場者、約50万円近い義援金を震災復興のため、被災地に届ける事ができました。
あれから1年。
僕らはそれまでと変わらず、日々時間に追われながらも自分たちの生活のため、慌ただしく過ごしてきました。
でも被災地に目を向けると、震災の爪痕は未だ多く残され、復興にはまだまだ多くの時間と、クリアしていかなくてはならないたくさんの問題があります。
限られた時間と余裕もない僕らができることは決して多くはないかもしれませんが、できることは1度きりではなく、微力だとしても継続的にやるべきだと去年のイベントが終わったときからずっと考えていました。
1年前、日本全体が深く長く、真っ暗なトンネルに入ったような時期、有名なミュージシャンたちですら、「音楽」の無力さを嘆いているつぶやきなどを見かけました。
音楽じゃ命は救えない。
そんななか、昨年参加してくれたあるミュージシャンの女の子がMCでこんなことを言っていました。
「私にとって音楽は、食べること、飲むことと同等、いやそれ以上です。音楽がなくなったらそれは私にとって死んだも同然なんです、音楽がないとダメなんです。」
この言葉を聞いたとき、このイベントをやって本当に良かったと思いました。
やっぱり音楽は最高だ。
アートって素晴らしい。
こんな単純な、かつて揺らぐ事もなかったものさえ、揺らぎ始めていた。
でもやっぱり音楽が必要。
それを再確認できただけで、僕らも救われたのかもしれません。
今年も一人でも多くの方に足を運んでいただき、札幌の音楽シーンやアートに触れてください。
遠方でどうしてもこちらには来られない方には、ぜひUST配信にてライブをご覧いただきたいと思います。
そして、少しでも僕らの熱が伝わったら、どこでも構いません、最寄りの募金箱に募金していただけると嬉しいです。
この熱が被災地に届き、少しでも力になれたらと思います。
3月18日(日)20日(火・祝)ムジカホールカフェ主催 東日本大震災、開催致します。
musica hall cafe 田所 裕一郎




















