8月も末 夏の暑さの中をおもてなし。
お茶の世界には「朝茶」と呼ばれるお茶会があります
朝7時半に集まり手作りの精進料理の朝食をいただいたのち、お抹茶をいただく
というものです。一通り終了するのになんと5時間。ゆっくりゆっくりと、
でも様々な気遣いと心遣いを感じる贅沢な時間が流れます。
同時に正座をし続ける限界をはるかに超えた時間です。

日本家屋の縁側からすすっと中に入って待合のお部屋でお招きされた皆様と
待機します。このとき小さな湯呑に入った「さゆ」が出されます。
ただのお湯なのにとてもおいしく感じられ、心がふんわり落ち着きます。
日常生活でもお友達が来たときにちょっと素敵な入れ物に飲みごろの
お湯を入れてお出しするのもおしゃれかもしれません・・・と学びです・
写真は残念ながら取れなかったので、ある写真だけで簡単にご紹介。
さて、皆で集まったらお招きくださったご主人さまよりごあいさつがあり、
お庭を見せてもらいました。手入れが行き届いた日本庭園は朝露に濡れて
気持のよい夏の朝の雰囲気満載です。

少し進んで・・お食事の間に通されて朝食です。質素にでも、より手の込んだ
精進料理が出されます。お茶碗のふたを自分の紙(かえし)で拭きながら
大皿に盛られたおかずをとりわけます。自分のお皿をなんども吹いて使用します
洗う手間を省くのと、ご亭主に対する御手間を省くことを目的としています。
お茶の世界はとても驚愕
お高いお茶碗やお皿はさることながらとにかくお金がたくさんかかっています。
が、これもすべてご亭主のおもてなしのお心の現れです。お呼びしたお客様に
たのしんでもらいたい、お茶の心をお伝えしたいそんな暖かい
想いのあらわれなのです
色々ご意見あるかもしれませんが、文化を継承するということはそういうことも
必要なこととしてあると思うので、私は素直に楽しみです。
お食事が終るとお菓子をいただきます。
今回峰旬の「水牡丹」を使用していただきました。

ターコイズブルーの陶磁器に乗せられたピンク色のお菓子は見ているだけでワクワク感です。
続いて、六花亭さんのふきのお菓子(これもまた絶品)が出されてお抹茶をいただきました

最後にお土産を皆様にお渡ししますが、このときのお土産にその日
食べた「水牡丹」を使っていただきました
同時にこの日のために作った錦玉のお菓子もセットにしました
なかなか表に出てこない世界ですが脈々と受け継がれるこれもまた「伝統」
非日常のひとときの空間です