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点と線模様製作所

点と線模様製作所
岡理恵子

テキスタイルデザイナー

プロフィール

北海道の札幌を拠点として自然の風景や生活の中にある身近な情景を題材に生地の製作販売 をしています。生地のデザインを考える中で生まれてきたアイディアを刺繍、アップリケ 切絵などの方法で生地に仕上げバックや小物を作っています。 使う人のそばにいて、ともに時間を過ごしていけるようなもの作りを目指しています。

2008年 2月
「点と線模様製作所」の活動をスタートさせる
4月
OZONEクラフトマーケッ08’に参加
7月
ギャラリーSPACEⅢ(横浜)にて展示販売
8月
「08’GO SHIODOME ジャンボリー」にて展示販売

‘製作’ カテゴリーのアーカイブ

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東海大学北方生活研究所の所報「NR+」に

「北国の小さなテキスタイルメーカーについて」という題で文章を寄稿しました

東海大学北方生活研究所は東海大の旭川校舎に設置された研究所で

北をテーマにさまざまな活動を行っています。 私はこの旭川校舎で学びました。

09年7月1日に self  introduction と題して

同大学の伊地知先生とともにお話の会をさせて頂いたことがきっかけで

今回、所報に寄稿させてもらいました。

 

1年に1度、所報として出されるので 

それらの多くが前年度にあった活動をまとめたものや

寄稿された文章でまとめられています。

今までに35冊の所報がまとめられています

北国の生活や文化にまつわることを研究し活動してきた35冊の重みを感じます

昨年はフィンユール邸の実測をまとめた特集もあり 

35冊のNR+は北にまつわる興味深い内容にあふれています

 

下に私が寄稿した文章を掲載します。

 真摯に学び研究する人たちと同じ姿勢でありつづけたいと あらためて思いました

 

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~北国の小さなテキスタイルメーカーについて~

 

「暮らしが線でつながり年月となって引き継がれていくように」という願いをこめ

“点と線模様製作所”は2008年にスタートしました。

身近な風景や植物を題材に模様作りを行い

刺繍の図案やファブリックパターンの製作とオリジナルの生地販売を行っています。

ソーイングやインテリアの材料として使われる生地を提案したいと考え

暮らしに寄り添える模様作りを目指しています。

 

風景や植物といった目に見えるもの。

また冬の寒さや雨の音といった目には見えない題材など

デザインソースとなるものは身の回りにあふれています。

スケッチや観察、気づきを大切にしながら思い浮かぶアイディアを描きます。

効果的な柄の大きさや方向、色などを調整し図案化していきます。

椅子に座り心地があるように

模様は視覚からうける心理的な感覚が使い心地になります。

刺激が強すぎる色の組み合わせや構図は

使い方を誤ると気持ちが疲労してしまう原因となります。

生活の場で使われる模様は「落ち着いた」「大胆な」など様々な種類がありますが

全てにおいて健康的で、使う人や空間を最もよく表現し

支えることが大切な要素だと思います。

 

生地の染めは少量を作るのに適した手捺染という方法を使用しています。

生地表面に直接色糊を置き、熱処理などを施し模様を染める方法です。

長い染め台に生地を貼り、型を置いて位置をずらしながら染めていく方法で

職人の手によって染められています。

他に製版所、生地問屋など一反の生地ができるには多くの工程を経ています。

出来上がった生地の一部は縫製業者に依頼しバックなどに加工し製品となります。 

 

シーズン毎に流行を取り入れた、たくさんの生地が作られています。

北海道はテキスタイルを生み出すには産地から遠く非常にハンディがある土地です。

しかし、逆に言えば入れ替わりの早いテキスタイル業界から距離があることで

生活を見つめ一緒に年月を過ごしていける

スタンダードな模様ができるのではないかと思っています。

昨年からは小さな小さなメーカーとして歩み始めました。

まだまだ経験浅く自分の仕事を作っている途中です。

様々な人との出会いによって進んでいけることを願っています。

 

                                       点と線模様製作所  岡理恵子

 

色を作る

June 27,2010

 

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新しい生地を現在製作しています

生地ができるまでにはたくさんの工程があります

色を考えるのもその一つです

 

いつも大事にしていることがあります

模様の絵が頭の中に浮かんだときの

最初のアイディアを大事にするということです

まだそれは紙に描かれていない絵ですが

ちゃんと色がついて、はっきりとした言葉で説明できる模様となって浮かんできます

 

最初に思い描いた絵を描き込んで

消して直したり、付け足したり、減らしたりして進めていきますが

迷ったときは最初のアイディアにもどりもう一度やり直す

それを何度か繰り返しているうちに模様がはっきりとしてきて出来上がっていきます

 

 色決めも同じです 最初に思い描いた色を軸にしながら作っていきます

生地に染めてみないとわからない

色を入稿するまでは何度も調整を繰り返します

ひょっとすると模様を作るより悩む時間は長いかもしれません・・・

どの色も綺麗です その色に染まって生地が出来るといいなと思います

NHK札幌放送局にて本日まで催されていた“COOL HOKKAIDO”

イベントの装置として1Fスタジオに設置されていました

最終日にしかいけなかったのですが、様子を写真に納めてきました

 

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上はモミノキをモチーフにしたものです

木の葉が落ちて枝だけになってしまう冬

モミノキはいきいきとして枝に雪を積もらせます

 

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森の道を題材に模様を作りました

けもの道か近道か・・・

写真で改めてみるとヤドリギのようにも見えます・・・

 

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幾重にも重なる木々の枝を題材に模様を作りました

大きな木の枝はゆれるとしなり音が聞こえてきそうです

鹿の足跡姿が見えなくても気配を感じられる演出です

インディアンのテントのようでもあり村のようにも見えました

 

展示装置のパターン制作ははじめてのことだったので

スケール感とクレヨンの質感が印刷でうまく出るように何度も調整し作りました

空間の一部になる仕事ができて嬉しかったです

型 紙 作 り

April 23,2009

オリジナルの生地でバックを作るために型紙をとりました

使わなくなった壁紙を見つけたのでその裏を使い型紙にしました

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文鎮、重石・・・はとても重宝します

紙がずれたりくるまったりするのを防いでくれます

 

小学生依頼、習字をしなくなり文鎮(写真は重石です)の使い道に困り

しまいこんでいましたが、紙や布を使うようになり

お役目復帰です

手刺しの生地

April 10,2009

手刺しの生地を製作するときは刺繍台が大切な相棒です

この刺繍台が作業の効率を上げてくれます

 

全体のバランスが見渡せる

両手を使い刺し進めることができる

大きな面積の生地ができる

・・・などなど

 

以前は小さな刺繍枠で刺していたので

小さな生地しか作ることができませんでした

しかし、この刺繍台に出会ってからは

大きな生地を作ることができるようになり

室内を飾ったり、身につけたりする生地へと模様の幅が広がりました

 

 

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写真は「山の森」を題材にした模様です

木々が幾重にも重って深い森になっていく様子を題材にしました

山の森が春から夏にかけて移ってゆくときの様子は

今にも動き出しそうな迫力を感じます

 

この感覚は学生時代を過ごした旭川で経験しました

山や田畑にに囲まれて圧倒的な風景の迫力を感じました

模様作りの原点です

moi !

April 06,2009

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 moi !

フィンランド語で「やあ!」という意味の挨拶の言葉です。

カジュアルな言葉だそうで日本でいう若者言葉のようなものでしょうか・・・

一週間のスタートです。

ten to sen では現在、5月に旭川のコサインさんで行う展示販売にむけて準備中です。

捺染工場に依頼して製作している生地に加え

刺繍・刺し子・アップリケなどなど手刺しの生地もお届けしたいなと思います。

 

写真は「夏の花」という題の模様です。

太陽に向かって勢い良く、にぎやかに咲いていた黄色い花をモチーフにしました。

地面に映る影も夏色の強いコントラストです。

 

アップリケの技法で作っています。

生地をはさみで切り抜きそれを土台の生地に

ステッチを入れながら縫い付けていきます。

 

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手刺しの生地は、ten to senではデザインの源のようなものとして考えています。

一針一針、縫い進めるこの作業がいろいろなアイディアを導いてくれます。

切りすぎたり、少しずれたりしてもパソコンのように「戻る」ボタンはありません

でも、一歩下がって眺めてみると思いがけない形に出会うことができます。

パソコンの速度は通り過ぎても手作業の速度は寄り道できます。

札幌スタイルに認証していただきました

春からたくさんの皆さんとお会いでいればいいなと思っています。

http://web.city.sapporo.jp/sapporo-style/index.html

道 草

April 03,2009

「道草」という模様を切り出しています

「道草」という模様を切り出しています

 

現在、5月にむけて春・夏の模様作りをしています。

写真もその一つでした。

はじめ「草花」という名前で呼んでいたのですが

生地作りを依頼している組合さんと電話していた時に

組合さんが読み間違えたのか「道草」と呼んでいました。

「道草」と模様ののんびりとした様子がぴったりだなと思い

そのまま、直さずにこの模様の名前を「道草」にしようと思いました。

 

「道草」という言葉を聞いたとき

小学生くらいの頃によく道草をしたなと思い出しました。

猫が通るような家の隙間を通り、オンコの実を食べたり、犬に会いにいったり・・・

いったりきたりでなかなか家には着きません

 

学校帰りは毎日が冒険気分だったような気がします。

 

模様をどうまとめようか煮詰まっていたのですが、そんな楽しい道草を思いだし

もう少し横において時間をかけて模様をつくろうと思いました。

小さい頃のこと忘れているように思っていたのですが

「道草」という言葉を聞いてたぐりよせるように思い出されました。

 

切り絵で模様を作るときは下図を書き込み過ぎないようにしながら

直接、鉛筆で紙に書きます。

「もっと大胆に」とか「繊細に細かく」など切りながら模様が少しずつ変化します。

遠目でみるとバランスなどがよく見えるので修正しながら切り進めていきます。

何度も修正を繰り返しながら

手作業から生まれる素朴で愛らしい表情を探します。

木版で模様作り

March 31,2009

私が大学時代の卒業研究で北国の壁紙を作ったときに

壁紙を作るために研究したウィリアム・モリスが木版を

スタンプのように使い紙の上にインクをのせるように

印刷していたことから、木版だったら私にもできる量産性の原点

のような方法かもしれないと思い卒業研究で挑戦しました。

使う人が手にするためには一定量作れることも大切なことことなので。

木版は手でほり進めて行くことから、コンピューターでは

表現できない素朴であったり、繊細でもワイルドな印象になると思います。

写真の版木は北大の資料館でみた鉱石の断面が

とても綺麗だったことからスケッチしそれを模様にしてみたものです。

きらきらとしている様子を四角の組合せやとんがりで表現してみたものです。

北大資料館でみたピンク色をした鉱石の模様 試作

北大資料館でみたピンク色をした鉱石の模様 試作

北大資料館でみたピンク色をした鉱石の模様 スケッチ

北大資料館でみたピンク色をした鉱石の模様 スケッチ

アトリエから初めまして
「点と線模様製作所」の岡理恵子と申します
昨年の春から活動を開始し2年目に入りました

「模様作りってどんな仕事?」と思われる方も多いかと思います
いろいろな模様の仕事があるかと思いますが
私は布地や紙の模様を作ることを軸にしています
テキスタイルメーカーなどに勤めた経験がないので
試行錯誤をしながらですが
皆さんの心に伝わるような模様作りをしたいと考えています
こちらのページでその作業の様子などを綴ってゆきたいと思います

まずはご挨拶まで
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